保険金が支払われる時期について

保険法という法律の考え方によれば、損害保険による保険金の支払期限は、事故の原因や発生状況、事故の当事者双方の過失割合といった、事実関係などを確認するための合理的な期間を勘案して、その期間を経過する日に設定するものとしています。この期間というのは、請求の手続きが完了した日から、その日を含めて30日というのが保険約款上も一般的なものです。
ただし、警察や消防による調査の照会や、専門機関による特別な鑑定をともなうなど、この30日という期間では事実確認が困難という場合については、適宜その期間を延長することができますが、保険会社から受取人に対しては、延長する旨と確認終了の見込み日を通知することになっています。
以上が自動車保険を含めた一般的な損害保険の原則ですが、自賠責保険の被害者請求については、交通事故の損害賠償という位置づけであるため、保険法の規定がそのまま適用されるのではなく、自動車損害賠償保障法という特別法の規定が優先されます。
このため、実は具体的な支払期限というものは設定されておらず、個別の事故にあわせて、必要な事実確認をなど行った上で、それが終わった時点で支払いを行うということになります。

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